遅かった桜の花も関東では葉桜に変わり、いよいよガーデニングシーズン到来ですね。
ゴールデンウィークには本格的に暖かくなってきそうで、お庭いじりを計画されている方も多いのではないでしょうか。
ガーデニングのお店には、季節の苗や樹木が多く出回っていて、色とりどりで見ているだけでも楽しくなりますよね♪
植物を選ぶとき、皆さんはどの様にされていますか?もちろん見た目の印象で決めたり、その時の大きさ・姿で決めるのもひとつですし、気に入ったものを購入されるのはお庭づくりの楽しみではあるのですが、お店に行かれる前に、今一度チェックされるといいことがあります。
それは、「お庭の環境」です。
お庭というのも1つの自然ですから、色々な条件のもとにさらされており、立地や方角、土壌などによって大きな違いがあります。その要素としては、日照・風通し・気温・地温・土壌の湿度・酸度・水はけ・勾配・隣地の状況などがあり、結構複雑です。
例えば一言で「南向きの庭」といっても、
例えば「北向きの玄関先」といっても、
など、それぞれ1くくりではいかない条件になっています。そして多くの場合、お庭は植物にとって過酷な場所が多かったりするのです。そのため、上記のような環境の違いを全く考慮せず、植物を「日なた向きだから・・・」とか「日陰でも育つってラベルに書いてあった・・・」だけで選んでしまうと、長く楽しめないことが多くなります。
土壌改良などを行って条件を改善することが可能な場合もありますので、まずはお庭の条件を把握して、それに合わせて植物を選ぶことが大切でしょう。

調べてみると、「かなり乾燥した所でも耐えられる」 「日陰でも、特にじめじめした所が好き」 「かなりの低温にも耐える」 「木漏れ日くらいがちょうどいい」など、環境に合うものが見つかるはずです。
ただ、最近の温暖化など気象の変化で環境がひと昔前と大きく変わっており、古い植物図鑑や資料のデータと現状がずれてしまっていますので、注意が必要でしょう。
今年2月のコラムにて、構成や時の経過を考慮した植栽計画について書かせて頂いてますので、そちらもご参照下さい。
ようやく、1カ月遅れで梅の花も咲き始め、春を実感できるようになってきましたね。
前回、前々回はお庭を構成する構造物と植物の事を書かせていただきましたが、必要な要素はまだまだあります。その1つに、小道具があります。そのうち今回は、「アーチ」と「ベンチ」の役割についてご紹介します。
お庭は、大げさに言えば自然の一部(人間が作り出した空間ですが)ですね。表にさらされているので、気象や環境の変化をまともに受けますし、建物の影や通り抜ける風の影響を受けたりもします。
そして、お庭は人が見たり、歩いたり、触ったりして楽しむために作るものですから、「人」の存在も忘れることはできませんね。
こうしたことを考えますと、環境に合わせて植物を選び、それが元気に健康に育つように、また人がお庭をより楽しめるように工夫するところが出てきます。
植物を植える場合、南向きの場合でも陽が下の方まで当たらなかったり、植える場所が限られたりすることが多くあります。そんな時、アーチを用いてつるバラなどのつる植物を選び、育てるのも1つです。アーチというと、「つるバラを植えたい→それにはアーチが必要だ」と考えられる事が多いと思いますが、マイナス部分(上のほうしか陽が当たらない、大きな樹を植える場所がない、等)を補う用途に使用する、という目的を先に考えるのも有りなのです。
他にも、アーチのメリットは沢山あります。
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ご覧のように、単にアーチと言っても色々な目的、効果があるんですね。面白いのは、「植物を絡ませる」ことだけが目的だけではなく、「人」の動きや目線も考慮に入れると使い方が広がる点でしょう。
同様に、「人」のことを考えて使いたい小道具にベンチがあります。「座る」という実用性はもちろん大事ですが、書き出してみると次のような目的や効果があります。

ちなみにイングリッシュガーデンでは、お庭で楽しくおしゃべりすることが文化ですので、ベンチは二人掛け以上が基本だそうです♪
このように、植物に適した環境を整えてあげる為に、また人がより楽しめるように小道具を効果的に使う事が、結果としてバランスのよいお庭を作ることになるのですね。
寒い日が続きますね。梅の花も、いつ咲こうかとタイミングを図っているように見えます。でも気が付いたら、早いものでもうすぐ3月です。3月になれば、暖かい日も多い(といいのですが・・・)ので、お庭に出られますね!
さて、前回は「お庭づくりの年間計画その@」として、お庭が落ち着いているこの季節にハード(構造物)を考えることをおすすめしました。

今回は、お庭を構成するもう1つのメインである、ソフト(植物、植栽)の考え方です。
いま、冬のお庭を見て植物のこと、と考えると、皆さんはどういうものをイメージしますか?
常緑で、耐寒性があって、
春まで花をつけて・・・等々、今現在の風景や気候に合うものばかり思い浮かべてはいないでしょうか?
ソフトの計画で大切なのは、春夏秋冬のお庭のイメージを持つことです。それは、4つの季節に区切って考えるのではなく、通年性といって、それぞれが繋がっていることが大事です。
具体的には、2シーズン先の季節、その植物の姿を考えて、それが年間とおして回るように計画し、作業していきます。
例えば、春咲きの球根や植物を植える場合は、土壌の下準備、除草などの場所づくり、苗などの入手は秋に行いますね。梅雨の時期、虫が発生しないように冬に根周りまで消毒したり、真夏にハーブが蒸れないように、春の早い時期に間引き剪定したり・・・。
ただ、計画を立てても年中何かの作業を行うのも大変です。コツとしては、
等があります。
季節が巡り冬になり、多くの植物の葉や地上部が枯れたとき、ハード(構造物)部分が表に現れてきます。この時、前回書いたようにお庭の骨格であるハード部分がしっかりできているかいないかが、冬のお庭の美しさに影響してきます。
また逆説的に言えば、お庭づくりを考えるときは、暖かい季節の姿を基準にするのではなく、冬の姿をターゲットにして、冬から始まり冬で終わると考えれば、植えすぎ、造りすぎ等の無駄も少なくなります。
更に、1年のサイクルだけではなく、5年、10年、20年後の姿も考えておくのもとても大事です。

このように、ソフト(植物)とハード(構造物)のバランスや、四季の変化と長いスパンで見たお庭づくりを心掛けていけば、お手入れもしやすく、季節感も味わえ、美しさを保つことができます。
お庭は「作る」、というより「育てる」ものなんでしょうね。そんなお庭にはもっと愛着が湧いてきて、外に出るのが楽しくなりますよ!
一度に書ききれませんが、今後も色々なコツやおすすめのやり方を紹介させて頂きますのでよろしくお願いします。
コタツでみかんでも食べながら、いろいろと想像を膨らませてみて下さいね。
皆さま新年を迎えられ、今年の計画をあれこれ立てられたのではないでしょうか。
お庭についてはいかがですか?ガーデニングは一般的にシーズンオフと思われる冬ですが、植物が休んでいるため雑草にも邪魔されず、お庭に手を入れるにはとっても良い時期なんですよ!
でも、「どこから手をつけたらいいか分からない」という方が多いと思います。ここで、お庭を眺めてみて下さい(お部屋からで構いませんので!)。夏の間ボリューム感のあった落葉樹は葉が落ち、雑草は枯れていて、暖かい時期よりお庭がすっきり見えませんか?
お庭の全体像が分かりやすく、手を入れ易いこの時期に、お庭のハード部分(骨格、構造物)を見直して、今年1年お庭を楽しめるようにしましょう!
ハード部分を見直すことで、皆さまのお庭がより安全で、植物が茂る時期になっても慌てず、楽しめて愛着が持てるようになっていきます。
なおハード部分とは、花壇や壁、通路など、レンガや石、コンクリートなどで造られた構造物や、バラのアーチやコンテナ、置き物などの、植物以外のものをここでは指しております。

それぞれの対処については、様々なケースがあると思いますのでこの場では割愛します。もちろん、いっぺんに行う必要はなく、1年間の季節の変化をイメージしつつ、ハード面の改善をお庭の年間計画に盛り込むことが大事です。お困りの際はご相談だけでもお気軽に弊社へお聞き下さいませ。
なお、お庭はハード(骨格、構造物)とソフト(植物)によって構成されます。それに、自然からの光、風、熱や水が加わって1つの風景となるのですね。(あとはそれら全体の調和をはかるためのデザインという要素がありますが、また別の月にご説明いたします)
来月はソフト部分(植物)についてお伝えしたいと思います。
今年も残すところあとわずか・・・。私達と同様に、お庭も1年の節目を迎えようとしています。お家の大掃除と一緒に、庭も綺麗にして気持ちよく新年を迎えたいですね。
冬支度とは、枯れた植物の整理などを行いつつ、「春を迎えるための下準備」をすることでもあります。落葉樹の葉っぱはほとんど落ちている頃なので、晴れた日はお庭に光がたくさん入り、夏には見えなかったものが見やすくなっていることと思います。
まず植物に関していえば、宿根草の整理(枯れた地上部を切る)や落葉樹の剪定が適期です。またあまり大きくない落葉樹(2m位まで)を植替えたい時は、休眠期であるこの季節が失敗が少ないでしょう。夏に長く伸びた芝がそのままの場合は、長いまま春を迎えてしまわないよう短くカットしましょう。芝が長いままですと、春に新芽が出たくても前年の芝に埋もれて日光が届かず、また春の雨で蒸れたりして綺麗に生えなくなってしまいます。
ハード面(エクステリアなど)のお手入れとしては、ウッドデッキやウッドフェンスの塗替えがおすすめです。雨の少ないこの季節は予定を立て易いのが利点です。太陽が出て風がなければ、意外と暖かく感じられて作業もはかどります。ただ、気温が低いので塗料の乾きが遅く、2度塗りを1日で済ますことは難しいかもしれません。ゆっくり無理せず、2〜3週間の週末に分けて楽しく行うのがよろしいのではないでしょうか。
冬はどうしてもお庭の風景が寂しくなり、「どうしたらいい?」という多くのご質問を頂きます。もちろん、常緑植物や早春咲き球根などの活用もご提案させて頂くのですが春夏のようにはなりません。そんな時は室内やデッキの上、玄関先など、距離感の近い場所で鉢植えなどの植物を楽しむのがおすすめです。弊社でも、事務所用ですが写真のような簡単なものをこしらえてみました。

この1年、過酷な環境に耐えてきたお庭に感謝を込めてメンテナンスをしてあげればきっと春に良い芽、良い花の結果を出してくれると思います。雑草などの少ない冬はお庭全体を観察したり手を入れるには絶好の時期ですので、寒いですがご紹介したことを是非実践してみて下さいね。
今年も残暑が長く続きましたね。8月の後半、だいぶ涼しくなったので秋が早く訪れそうな気配を感じたのですが・・・甘かったです。
結局、11月になっても日中半袖になれる程の日もありましたね。
暖かい日が続くのは、出かけるには良いのですが、お庭を管理する皆さまにとっては少し厄介な事かもしれません。

などが定番ですが、ここまで暖かさが長引くとそれらを実施するタイミングが難しくなってきます。
昔の園芸書などをそのまま参考にすると、1、2カ月早まった対処をしてしまいそうです。 地球全体の気候が変化しており、この傾向は更に進んで行くと思われますので、それを想定して、もちろん状況を観察しつつ対処していくことが大事ですね。
さて、実際のお手入れですが、樹木の剪定や除草は梅雨の明ける頃に1回、たとえ軽く揃えるだけでも後が楽です。樹種によっては梅雨までにかなり茂って、「軽く揃える」どころじゃ全く納まらないものもありますが・・・。
問題はその後、伸びたのを秋のいつごろ切るかです。早すぎると、長い残暑でまだまだ伸びて、再度整える必要が出てきます。できれば1回で済ませたいですよね。 去年や今年に関して言えば、10月上旬に切っても1カ月後には少し乱雑な感じになるケースが多かったので、11月中旬から下旬のお手入れが丁度いい様に思えます。
そして忘れてはならないのが、植物も夏の猛暑や残暑に必死に耐えていることでしょう。人間のように自分では動けないので、環境を私達ができるだけ整えてやりたいものです。
先月の台風、特に15号の威力は凄かったですね。皆さんのお庭はご無事でしたでしょうか?
私たちにも様々な緊急対応のご依頼が殺到し、数多くのお困りのケースを目の当たりにしました。
特に多かったのは
なにしろ自然相手ですので対応が難しいですが、植物に関しては普段から次のような対策をとっておくことをおすすめいたします。
私たちも"想定外"を心に置いて、被害が最小限で済むよう、皆様に対策を早めにご案内していきたいと思います。